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注射で症状を改善する

変形性膝関節症の痛みの症状を改善させるためには、安静にするだけでは足りません。まずは運動療法を適用して動作の不安定さを解消し、膝の筋肉にかかる負担を軽減させることが大切です。

しかし、変形性膝関節症の痛みがひどい場合に運動するのもよくありません。またこの場合、痛みが我慢できなくて腫れも見られるケースでは注射器を使って薬剤を投与する場合があります。注射の部位は膝の関節内です。

関節内注射では、内服よりも炎症や痛みを抑えるための効果が高くなりますので、変形性膝関節症の改善の度合いも強いですが、副作用や感染のリスクが高まるというデメリットがあります。

関節内注射でもっとも多く用いられるのが、ヒアルロン酸、そしてステロイド薬、または副腎皮質ホルモン薬です。どちらの投与も性急な症状の緩和が期待できます。また通常はヒアルロン酸をほうが先に試行されます。

週に一度程度の割合で投与し、変形性膝関節症の痛みがなくなったら一次ストップさせて様子を見ます。熱をもっていて、腫れてしまったり、または赤くなって痛む、というケースではすぐに医師に診断をしてもらわなければなりません。

その後の変形性膝関節症の症状観察において痛みがまだ強くあり、水が溜まる量も多い場合はステロイドを注入します。ステロイドの場合はヒアルロン酸よりも効果は高くなり、持続性も長く続きます。

しかしその効果の高さから、あまり多用すると軟骨破壊などのデメリットが関係すると言われています。また、感染することによる関節炎を起こしやすいというデメリットもあります。

つまりステロイドのほうは最後の手段ということもいえます。変形性膝関節症の状態がつらすぎる場合の処置法としては現在も多く用いられています。

これらの療法は、変形性膝関節症の症状を悪化させてしまう場合もありますし、他の病気を併発させてしまう危険もありますので、あくまでも運動療法の補助としての使用を念頭に置くのが理想です。またそのためには運動療法のルールをしっかりと守り、変形性膝関節症の急な痛みを出さないよう努めるのが大切です。